こんにちは。
一般社団法人ドーピング0会の吉田哲朗です。
今回は、2024年10月12日に開催いたしました、第1回「0の日meeting」の開催報告をさせていただきます。
「0の日meeting」とは?
「0の日meeting」は、私たちドーピング0会が記念日として制定した「ドーピング0の日(10月8日)」にちなんで企画した初の対面イベントです。
この「ドーピング0の日」は、2023年に日本記念日協会に正式に認定された記念日で、「スポーツ界のドーピングをゼロに」という私たちの強い想いが込められています。
「0」が三つ並ぶ10月8日——
これは「過去のドーピング違反から学び、現在のゼロを守り、未来のゼロを目指す」という3つの視点に基づいて選ばれた日です。
この記念日を掲げることで、より多くの人にアンチ・ドーピングについて考えるきっかけを提供したい。
そんな思いから、今年は初めての「meeting」として、実際に皆さんと集まる場を設けることができました。
会場は新大阪、全国からの参加者が集結!
会場は新大阪。アクセスもよく、今回は関西圏を中心に、関東・四国からも参加者が集まりました。
こうして全国から仲間が一堂に会するのは、やはりオンラインでは得られない高揚感があります。
対面だからこそ生まれる空気、リアルな表情、偶発的な会話——。
改めて「集まる場」の価値を実感する時間となりました。
① こんな時どうする?アンチドーピング相談模擬セッション
まずは私から、参加者が実際に持参されたプロテインやエナジージェルを使って、その場でドーピングリスクの判断を行う模擬セッションを行いました。
日常的に使っている製品が、果たしてドーピングリスクに関係するのか?
実際に目で見て触れることで、「あ、これ知らなかった!」という声も多く聞かれました。
理論だけでなく、“実感”としての学びを提供する時間となりました。
② 薄墨さん(徳島県)のシェアセッション
続いて、徳島県で活動されているスポーツファーマシスト、薄墨さんの活動報告を共有いただきました。
全くの活動0のところから、できることは全部やる!というスタイルで、コツコツと実績を積み重ねられていました。
地域と連携した独自のスタイルは、他の参加者にも非常に刺激となり、「こんなやり方もあるのか!」と、新たな視点を得る貴重なセッションでした。
③ 清水雅之さん(静岡県)のゲストセッション
そして、特別ゲストとしてお越しいただいたのが、静岡県のみどりや薬局の清水雅之さん。
清水さんからは、「言葉の通じない90名のインドネシアの小学生に、ドーピングガーディアンを体験してもらった」という壮大なプロジェクトについてご報告をいただきました。
言語を超えた“体験型教育”としてのドーピングガーディアンの可能性を、改めて感じる瞬間でした。
まさに、国境を越えてドーピングリスクへの意識を広げる活動に、全員が感銘を受けました。
対面交流の力を再認識
今回のmeetingでは、セッションの合間の交流、雑談、コラボレーションの種など、さまざまな“化学反応”が生まれました。
オンライン主体で活動してきた私たちですが、やはり“リアルでつながる”ことの価値は非常に大きいと痛感しています。
夜の懇親会でも、話は尽きず、たくさんの笑顔と新しいつながりが生まれました。
次に何かをやろうとするとき、一緒に動ける仲間がいる——それが私たちの何よりの財産です。
今後の展望と感謝の気持ち
今回の開催を通じて、「ドーピング0の日にはアンチ・ドーピングを考える」という習慣を少しずつ社会に広げていきたいと改めて感じました。
来年も必ず「0の日meeting」は実施しますし、それ以外にも毎月の勉強会・交流会・研修活動を継続して行ってまいります。
また、このドーピング0会がここまで活動を続けられているのは、何よりも関わってくださる皆さんの存在があるからこそです。
本当に、心から感謝申し上げます。
引き続き、アンチ・ドーピングの普及と、アスリートの健康を守る活動に取り組んでまいります。
どうぞ今後とも、よろしくお願いいたします!