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【活動報告】日本競輪選手会様にてアンチ・ドーピング研修を実施しました!

こんにちは。一般社団法人ドーピング0会の吉田です。

私たちはこのたび、日本競輪選手会様よりご依頼をいただき、「アンチ・ドーピング研修」を実施させていただきました。競技スポーツの第一線で活躍されている競輪選手の皆様に向けて、“ドーピングを防ぐための正しい知識と判断力”を身につけていただくためのプログラムをご提供しました。

今回の研修は、ただ一方的に知識を伝える座学形式ではなく、参加型のアクティブラーニング形式を採用。その中核となったのが、カードゲーム「ドーピングガーディアン」です。

なぜ“カードゲーム”で学ぶのか?

アンチ・ドーピングに関する知識は、非常に専門的で、難解な言葉や制度が多く登場します。

例えば「禁止表国際基準」や「治療使用特例(TUE)」といったワードは、初めて触れる方にとっては、内容を理解するのもハードルが高く感じられます。しかし、アスリートが安心して競技に集中するためには、これらの情報を“自分ごと”として理解しておくことが不可欠です。

そこで私たちは、アンチ・ドーピングをより身近に、楽しく、自然に学べる方法として、「ドーピングガーディアン」というカードゲームを用いた研修プログラムを活用しています。

カードゲームで“当事者意識”が芽生える

「ドーピングガーディアン」は、公認スポーツファーマシストの清水雅之先生によって開発された教育用カードゲームです。ゲームを通じて、選手が日常的に遭遇しうるシーンを疑似体験し、ドーピングリスクにどう対応するかを考えるきっかけを提供することが可能です。

今回の研修でも、参加された競輪選手の皆様は、真剣かつ楽しみながら学びに取り組んでくださり、「これドーピングになるの?」「これ、意外と知らなかった。」といったリアルな声が多く聞かれました。

一見すると“遊び”のようにも見えるこのゲームですが、実はそこにはしっかりとした学びの設計があります。体験を通じて自分の判断を振り返ることで、単なる知識のインプットではなく、“判断力”や“リスク感知力”の向上が図れる点が、このプログラムの最大の魅力です。

スポーツに向き合うすべての人へ、安心・安全を届けたい

ドーピング0会では、「スポーツを正々堂々と楽しむために」「アスリートのキャリアを守るために」アンチ・ドーピングの普及と啓発を続けています。今回のように、第一線で競技に取り組む選手の方々に直接お届けできる機会は、私たちにとっても大切なものです。

研修後には、「なんとなく買っていたこのサプリメントは大丈夫か。」「他の選手仲間にもぜひ伝えたい。」といった前向きな感想もいただき、今後の活動の励みにもなりました。

アンチ・ドーピング研修、承ります!

ドーピング0会では、競技レベルや対象者に応じて柔軟にプログラムを構成し、全国各地で研修・勉強会を実施しております。

対象はアスリート本人だけでなく、指導者、保護者、チームスタッフ、医療従事者など、「アスリートを支えるすべての方々」です。

「難しい内容だからこそ、わかりやすく楽しく学びたい」

「実際の場面を想定した学びが欲しい」

「自分のチームにもドーピングリスクがあるかもしれない」

そんなお声がありましたら、ぜひお気軽にお声掛けください。

さいごに

ドーピング0会は、ドーピングが「ゼロ」の世界を目指して、専門職がゆるやかにつながり、共に学び、成長し合えるコミュニティを築いてきました。今後も、アスリートの「挑戦する力」を支える存在であり続けるために、地道な啓発活動を積み重ねてまいります。

ご興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。皆様とご一緒できることを楽しみにしております!

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